「日本の棚田百選」にも選ばれた美しい景観を有する高千穂町押方山附地区。ここでは、中山間直接支払の補助金を使い、2017年から「山附公民館食味品評会」を実施しています。
山附公民館館長の佐藤公也さん(66歳)によると「棚田の米は美味しいと言われるけれど、それを数字で表わすとどうなるのか?」と思ったことがきっかけでした。
食味値は普及所の人が食味計を使って計ってくれます。三つの集落ごとに1〜5位の農家を発表。最後に集落の順位も決めて表彰します。
品評会がやる気につながり、この間はイネの作付けも参加農家も減っていません。佐藤さんは「米の値段は安いけど、これがあるから今年の米づくりも頑張ろうと思えるんだ」と話していました。
(農文協 東菜津美)