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季刊地域Vol.54(2023夏号)試し読みゆるくらジャーナル

宮崎

公民館で米の食味品評会

「日本の棚田百選」にも選ばれた美しい景観を有する高千穂たかちほ押方山附おしかたやまつき地区。ここでは、中山間直接支払の補助金を使い、2017年から「山附公民館食味品評会」を実施しています。

山附公民館館長の佐藤公也さん(66歳)によると「棚田の米は美味しいと言われるけれど、それを数字で表わすとどうなるのか?」と思ったことがきっかけでした。

食味値は普及所の人が食味計を使って計ってくれます。三つの集落ごとに1〜5位の農家を発表。最後に集落の順位も決めて表彰します。

品評会がやる気につながり、この間はイネの作付けも参加農家も減っていません。佐藤さんは「米の値段は安いけど、これがあるから今年の米づくりも頑張ろうと思えるんだ」と話していました。

(農文協 東菜津美)

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