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連載地域マーケティング講座季刊地域Vol.60(2025冬号)

和歌山

【社会起業家いのはらゆきこの地域マーケティング講座】第3回のおまけ 「段ボールプレゼンブック」をつくってみた

季刊地域vol.57(2024年春号)から始まった連載のはみ出し情報を不定期でお届けします! 本誌の記事と一緒にお読みください。

猪原有紀子(和歌山県かつらぎ町・くつろぎたいのも山々)

『季刊地域』誌面の連載第3回(vol.60、2025年冬号)では「段ボールプレゼンブック」を紹介しました。これは、私が和歌山県かつらぎ町に移住したとき、周囲の人々に自分のビジョンを伝え、応援者を得るために活用したとっても効果的なツールです。新しい環境でゼロから始めるにあたって、この方法がどれほど有効だったか、誌面では実体験を交えてお伝えしています。

私は、お子様連れ大歓迎の観光農園・キャンプ場「くつろぎたいのも山々」のほかに、女性の社会起業スクールSBCを運営していまして、現在全国に100名の受講生がいます。「誰かの力になる仕事がしたい」「心に正直な仕事で生きていきたい」という思いを持つ女性を増やし、子どもたちにとって良い社会を残すことをミッションとしています。

6カ月間のプログラムでは、段ボールプレゼンブックを制作し、それを使って社会に出て30~100名の人にプレゼンを行ないます。

下の写真は、東京から山形県長井市にUターン移住したたかこさんが、手作りの段ボールプレゼンブックを使ってプレゼンした様子です。

山形県長井市にUターン移住したたかこさんのプレゼンの様子

下の写真の2人も、SBC生の集まりで、腸活による起業プロジェクトについてプレゼンしました。参加者からは「応援したい!」「クラウドファンディングをするなら教えてほしい!みんなで応援する!」という感激の声が寄せられました。

2人は、腸活による起業プロジェクトについてプレゼン

段ボールプレゼンブックは、心をつかむ魔法のような道具で、温かい応援者が現われたことで私も非常に嬉しく、心強く感じました。

受講生の声
受講生の声

『私の故郷を愛する気持ちよ、届け!』という思いを込めてプレゼンを行ない、まるでエンターテインメントのように楽しんでいただけたことが印象的です。


著者:猪原 有紀子

兼業農家でありながらソーシャルビジネスを複数立ち上げる。「無添加こどもグミぃ〜。」販売、「くつろぎたいのも山々」運営、女性の社会起業スクール「SBC」主宰、株式会社やまやま代表取締役。

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