特集 小さいエネルギーで地域強靭化

2019年1月5日発売 定価943円(税込)

No.36 2019年冬号

特集
小さいエネルギーで地域強靭化

今号の撮っておき!

めでたさも半分!?

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特集 小さいエネルギーで地域強靭化

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北海道全域停電、そのとき酪農地帯では?

これは…乳搾りができないぞ!
厚岸町の酪農家・石澤元勝さん(69歳)に聞く


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地エネも止まった理由

めざすは地域自立型の電力ネットワークか

被災時に役立った小さいエネルギー

停電2日半、断水2週間
西日本豪雨災害を地エネで乗り切った
文=角広 寛(広島県三原市)

日産リーフが蓄電池として活躍
文=横田宜伯(北海道白糠町・ブルーベリー農家)

ふつうのガソリン車で発電
全道停電でも営業できたコンビニの防災力
文=佐々木威知(㈱セコマ広報室部長)

震災直後も風呂に入れた
真空管式太陽熱温水器で太陽の恵みを高効率利用
文=野澤一雄(栃木県大田原市・とちぎエネット)

いざというとき便利 持ち運び自在の小さいエネルギー

携帯式薪コンロ マキコン

丸太ロウソク ログファイヤー

減災入門セット ナノ発電所

水路に置くだけで発電 ピコピカ

地エネで災害に強い暮らし

薪ブームますます!
熱エネ自給圏は災害に強い 山形県鶴岡市三瀬地区
文=石塚 慶( ㈱フォワードさんぜ)

「薪ステーション」で地元の薪が回り始めた
文=大日方聰夫(長野県長野市・NPO法人まめってぇ鬼無里理事)

ウメ農家・湯浅さんの
電気に頼りすぎない暮らし
群馬県高崎市・湯浅直樹さん

野菜も後継者も育てて防災にも役立つ
地域で8基のソーラーシェアリング
兵庫県宝塚市西谷地区


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地域発電所続々

愛知県豊田市梨野地区の 水車発電所&EV軽トラ便
 文=鈴木章五(たちあがれ梨野代表)

兵庫県朝来市与布土地域の 廃校発電所

静岡県長泉町の 用水路発電所

反射光も利用 雪国に強い両面パネル

小さいバイオガスシステムで生ゴミからエネルギー
原発事故被災地からの挑戦
文=大沼 豊(福島県伊達市霊山町・霊山プロジェクト現地代表)

北海道士幌町で広がる
酪農家「個別型」バイオガス発電の仕組み

畑でとれる地域自給燃料 エリアンサス
文=小林 真(国立研究開発法人 農研機構 畜産研究部門)

蓄電時代がやって来る

「FIT卒業」と蓄電池導入の動き

心がトクする蓄電池の取り入れ方
文=高野雅夫(名古屋大学大学院環境学研究科教授)


みんなで買った(20)

花火
北海道清里町 文=泉井直樹(真冬の花火大会実行委員長)

もの申す

ダムよりも堤防強化が命を守る
西日本豪雨 倉敷・小田川水害は「人災」だ
文=大熊 孝(新潟大学名誉教授)


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住民参加の治水が損なわれた残念な話 ヤナギ伐採顛末記
文=酒井 寛(岐阜県岐阜市・中川原自治会)

日米貿易交渉に見る安倍政権のウソと日本農業の危機
文=大木 昌(明治学院大学名誉教授)

町村長インタビュー(23)

「選ばれる町」づくりに陸上イージスはいらない!
山口県阿武町長 花田憲彦さん

集落

戦後の農地改革は、「当事者行政」だから成功したんだと思う
文=菅野正寿(福島県二本松市東和町)


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被害が止まった集落続々
鳥獣被害対策専門員を12JAに配置
文=植田祥平(高知県中山間振興・交通部 鳥獣対策課)

(新連載)「小さな拠点」どうつくる?「川西郷の駅」の挑戦

地域ビジョンづくりから始まった
文=平田克明(広島県三次市・㈱川西郷の駅代表取締役社長)

地域運営組織に農協はどう向き合う
JA-IT研究会第50回記念公開研究会「農協の使命と可能性」より

「FECW」の自給圏をつくる
有機農業組織から地域運営組織へ
文=大津清次(愛媛県西予市・㈱地域法人無茶々園代表)

役場・農協の仕事人より(23)

余暇のNPO活動で農村支援 棚田再生も
文=山中智広(熊本県玉名地域振興局農地整備課主幹)

人も山も元気になる
薪ストーブのホットヨガはいかが
文=佐々木裕生子(山梨県大月市・大月ロハス村)

病を地域医療から診ると(番外編)

医者は薬を出し過ぎか?
福井県おおい町 国保 名田庄診療所所長 中村伸一

山・里山

地撮り!(6)

ワザあり!軽トラ林業
滋賀県甲賀市・甲賀木の駅プロジェクト


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農

農家の土木力がものを言う「多面」で自主施工

農道も水路もみんなで直す
自主施工なら工賃は業者の3分の2
文=中尾和則(佐賀県武雄市・上西山資源保全隊)

災害復旧も自主施工
文=後藤厚見(鳥取県日南町・上石見地域保全活動グループ)

各地の組織から コストを抑える自主施工の工夫

へこんだ農道を道路廃材で舗装
新潟県南魚沼市・浦佐地域広域協定

軽量ブロックで水路をかさ上げ
鹿児島県霧島市・田口ふるさと活動組織

放置林の竹で法面の土留
香川県さぬき市・鴨部東活動組織

「石積み学校」に集う人びと
 「石積み学校in南アルプス市」より

馬耕教師が復活、本物の馬耕を習う
 長野県上田市「馬耕伝習会」より

ゆるくらジャーナル

ゆるくらジャーナル

耕す書店

北海道幕別町・ありさわ商会

『「地域人口ビジョン」をつくる』
(藤山浩編著 農文協)

『ほんとうの空の下でThe tale of the old&manhis dog
(ノグチクミコ著 NOGUCHI PRESS)

映画

『太陽の蓋』

読者の声

プレゼント


【訂正】
p14「めざすは地域自立型の電力ネットワークか」の記事中、「シュタットベルケ」と呼ばれるドイツの自治体運営エネルギー事業者が、ドイツ国内の電力小売市場で約20%のシェアを占めるという記述がありますが、取材にご協力いただいた北海学園大学の小坂直人教授より、現在はそのシェアが60%近くまで伸びているというご連絡をいただきました。
記事にあるように、シュタットベルケは、電気については小売だけでなく配電事業を行なうところもあります。電気以外にも、ガスや水道などの地域のインフラを総合的に引き受け、地域に雇用を生み出しています。日本で地域自立型の電力ネットワークを構築していくうえで参考になる事業体です。


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