

2019年10月5日発売 定価943円(税込)
No.39 2019年秋号
特集
スマート農業を
農家を減らす農業にしない
今号の撮っておき!
むらを見守る野良のアート
いち早くリモコン式草刈り機を導入した
中山間の組織の話
文=山本友義(島根県出雲市佐田町・㈱未来サポートさだ代表取締役)
スマート農業ってなんだ?
農業技術×先端技術→スマート農業
ロボット農機ができること、まだできないこと
地域の農地を預かる集落営農・法人農家より
自動化・無人化よりも効率化
スマート農業の成否は農家の口出しにかかっている
文=横田修一(茨城県龍ケ崎市・㈲横田農場)
*文中に登場する自動運転田植え機の実演の様子です。植え付けスピードやスムーズな旋回は圧巻ですが、農家の目線で見ると課題があるようです。
[自動運転田植え機デモ@茨城県農業総合センター農業研究所(水田利用研究室)]https://www.youtube.com/watch?v=G4VgCkAIWVU
ラクにしたいのは運転より補助作業
中山間の集落営農にあったらいいな、こんな機械
岩手県遠野市・(農)宮守川上流生産組合
大きな法面もラクラク!リモコン式草刈り機実演会より
岩手県遠野市宮守町
*記事に登場するリモコン草刈り機2機種の実演の様子です。
[リモコン式草刈り機 神刈]https://www.youtube.com/watch?v=bXYWPnzCmGo
[リモコン式草刈り機 agria9600]https://www.youtube.com/watch?v=H1uZEb9WtZc&t=3s
スマート農機 使ってみた実感と期待すること
可変施肥だけには頼れない
スマート農業に意見・異見
農業機械と人の関係性から見たスマート農業への懸念
文=芦田裕介(神奈川大学人間科学部准教授)
反スマート農業宣言
文=宇根 豊(百姓・思想家 福岡県糸島市)
ロボット・ICTより多面的機能支払の充実を
文=菅野正寿(福島県二本松市)
人が置き去りのスマート農業は「賢い」とは言えない
文=古野隆雄(福岡県桂川町)
うちの裏山は宝の山!?
売れる広葉樹を探しに行く
文=津布久 隆(栃木県林業木材産業課長)
里山林を整備する森林組合、広葉樹活用に舵を切った理由
文=落部弘紀(滋賀県・東近江市永源寺森林組合)
薪に、シイタケ原木に……広葉樹ビジネス絶好調
文=西尾和良(香川県東かがわ市・五名里山を守る会)
広葉樹ならではの素敵な商品
みんなで買った(23)
エンジン式薪割り機
秋田県鹿角市 文=山本由実(MAKIKORI事務局長)
地域の核となる存在
「お互いさまスーパー」を訪ねた
秋田県羽後町仙道地区
新刊『「小さな拠点」をつくる』(藤山浩編著)より
地域課題とイメージの共有をどう進めるか
「小さな拠点」どうつくる?「川西郷の駅」の挑戦(4)
郷の駅で盛り上がる直売・加工
文=平田克明(広島県三次市・㈱川西郷の駅代表取締役社長)
バックナンバーから見る『季刊地域』の「小さな拠点」づくり
むらに居酒屋あったらいいな
ビニールハウス居酒屋 「JACAGO」大にぎわい
文=大谷 順(島根県出雲市・(農)橋波アグリサンシャイン)
月に1度の廃校居酒屋 つまみも地酒も100円
文=高橋とし子(大分県国東市・社会福祉法人「安岐の郷」理事長)
集落営農の法人化は「集落白書」づくりで弾みがつく
文=上瀧孝幸(佐賀県農業大学校)
「地域まるっと中間管理方式」やってみた!
人・農地プランの見直しもスムーズに
福井県小浜市・(一社)太良庄荘園の郷
役場・農協の仕事人より(25)
農地を守る法人づくりを地元で実践
文=佐々木克哉(下呂市市長公室市民活動推進課 まち・むらづくり担当主任主査)
人にとって生物多様性とは何か(3)
生きもの遊びと原風景
文=上田哲行(石川県立大学客員教授)
町村長インタビュー(26)
大きな林業だけでは町は守れない
島根県津和野町長 下森博之さん
獣害対策にオーナー制度を活かす
捕れたイノシシ、シカをみんなで山分け罠オーナー制度
文=安田大介(岐阜県郡上市・猪鹿庁合同会社)
黒豆オーナー制度で獣害柵の点検・メンテも体験
文=鈴木克哉(兵庫県丹波篠山市・NPO法人里地里山問題研究所)
「多面」の交付金の経済評価ツールができた
文=上田達己(農研機構 農村工学研究部門)
ナガイモ発電が始まった!
農業地帯で異業種連携の小型バイオガス発電
文=熱田洋一(豊橋技術科学大学特任准教授)
地撮り!(9)
地元の竹で奏でるバンブーオーケストラ
福岡県那珂川市
針広混交林のつくり方(3)
スギ人工林間伐後の混交林化の進み方
文=清和研二(東北大学大学院・農学研究科教授)
茅葺き屋根の引力(3)
カヤの風景は刈ることでこそ保たれる
文=塩澤 実(京都府南丹市・茅葺屋代表)
ゆるくらジャーナル
兵庫県宍粟市・安井書店
本
『日本人にとって自然とは何か』
(宇根豊/筑摩書房)
『地域資源を活かす生活工芸双書 大麻』
(倉井耕一・赤星栄志・篠崎茂雄・平野哲也・大森芳紀・橋本智箸/農文協)
映画
『どうする?日本の水道』
読者の声
プレゼント