「TPP」で世界は亡ぶ
(世紀末のビッグブラザーへ:2011/02/13)
…先日、藤井聡氏や中野剛志氏などと飲んだ際に、藤井先生が、「利他主義者(正直者)が生き残り、利己主義者が排除されるためには、国家間の競争が必要だ。競争がなければ、利己主義者だけが生き残る。究極的なグローバリズムは、国家間の競争が消えるため、利他主義者が排除される可能性があり、極めて(世界にとって)危険だ」というお話をされていました。…
この記事中に登場する京都大学・藤井聡氏は中野剛志氏の出向している研究室の教授だそうです。ブログ著者の三橋貴明氏は下記の記事も書いています。
三橋貴明のTPP亡国論―暴走する「尊農開国」(日経ビジネスオンライン)
「平成の開国!」などと、イメージ優先で進むTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。マスコミではTPPがあたかも「日本の国民経済全体のために素晴ら しいこと」といった報道がなされ、「農業だけが問題」と議論が矮小化されている。しかし、TPPは単なる農業の輸入問題ではない。日本社会のあり方や「国 の形」を変える可能性を持ち、かつ日本のデフレを深刻化させる恐るべし政策なのだ。そもそもTPPにせよ、自由貿易にせよ、その本質はインフレ対策であ る。TPP、緊縮財政など、デフレ期にインフレ対策ばかりを推進する民主党政権により、日本経済は更なるデフレ不況の谷底へと、叩き落とされるのか?