シリーズ「地域の再生」の新刊情報の速報です。TPP論議が喧しくなるなか、「強い農業」とは何か、ひとつの答えを提示してくれます。ぜひご予約ください。
シリーズ地域の再生21
宇根豊『百姓学宣言 経済を中心としない生き方』
本当に「強い農業」とは、おカネでも効率でもない。アジアの富裕層向けに米や野菜、果物を輸出することでもない。百姓は田んぼで稲とともに5,668種ものいのちを育み、むらの風景をつくっている――。
「百姓学」とは徹底的に、むらの内側=「在所」からの視点に立ち、水管理と田まわり、除草と草取りはどうちがうか、といったように、日常の農の営みから、農業「技術」にはない百姓「仕事」のもつ意味を明らかにしていくこと。
国家の自給率は家の自給率へ、農業の多面的機能や生物多様性は「田んぼのめぐみ」へ、農の外側からきた客観的指標を百姓仕事の視点から置き換えていき、地域の自然を豊かに引き継ぐ百姓のあり方を提言する。
四六判 352ページ 定価2,730円 ※近日発売
宇根豊『百姓学宣言』チラシ(pdf)
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※シリーズ「地域の再生」は「季刊地域」と同じ編集部が担当しています。