季刊地域|農文協 http://kikanchiiki.net/contents ゆるがぬ暮らし Fri, 05 Jan 2024 02:31:42 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.0.1 56号バックナンバー http://kikanchiiki.net/contents/?p=7747 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7747#comments Wed, 27 Dec 2023 07:47:54 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7747 続きを読む ]]> 小さい林業が止まらない!

2024年1月5日発売 定価1100円(税込)


No.56 2024年冬号
特集 小さい林業が止まらない!/どうつなぐ消防団スピリッツ

『季刊地域』のバックナンバーは、農文協のweb書店「田舎の本屋さん」でご購入いただけます。

目次 特集 小さい林業が止まらない!/どうつなぐ消防団スピリッツ

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輝く図書館
NPOを通じて市民が図書館の運営に参画

 地域経済の発展に寄与することを目的とした「地域産業支援サービス」に取り組む図書館が増えている。「農業支援」に力を入れる海南市下津図書館もその一つだ……

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ゆるくらジャーナル(2024年冬号)

このコーナーは、「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。webではその中のむら・まち元気便から“ちょっとだけ”公開します。…

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56号ゆるくらジャーナル http://kikanchiiki.net/contents/?p=7742 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7742#comments Tue, 26 Dec 2023 09:10:39 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7742 続きを読む ]]> このコーナーは、「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。

父ちゃんに情報を独占させない
ニラ農家女性勉強会

三浦大弥


アシストスーツの体験

栃木から
 メーカー3社を集めて、収穫時の中腰姿勢をラクにするアシストスーツを使い比べる。こんなユニークな活動をする女性グループが上三川町にあります。坂本典子さん(60歳)が中心となって立ち上げた「にら女性勉強会」です。
 2018年に発足し、メンバーは30〜60代の14人。会の目的は、女性が農業経営者の立場に立つための、風通しのいい情報共有やコミュニケーションの場をつくることです。
 坂本さんは「栃木の農家の父ちゃんは、部会で出た情報を自分の内に秘めてしまう。細かい作業は女性がやっているのに、農業技術や経営の情報が入ってこないからわからない」と感じたとか。女性が農業経営に参加するための仕組みをつくりたかったと言います。
 年に4回の勉強会で学んだことの一つがアシストスーツ。他には農薬の使い方やニラを袋詰めするときの上手な脱気の仕方、ハウスのビニール多年張りやウォーターカーテン導入によるCO2削減なども勉強しているそうです。実践的な組織を目指して、互いの圃場見学や、情報・疑問の交換も。女性だけだと知らないことを聞きやすいそうです。
 母ちゃんならではの感性を生かして、もっといろいろなことをできるようになりたいと話す坂本さん。活動6年目、まだまだ伸びしろがありそうです。

農地も集落も次の世代につなぐ
「地域まるっと中間管理方式」

佐藤優紀


トラクタに乗るインターン生

鳥取から
 5年10年後の農業について話し合う中で、日南町多里地区では、耕作されない細切れの農地が増えていくことや、不在地主と連絡が取れないために借り手が使えなくなるのではといった課題が出ていました。そこで2020年にできたのが一般社団法人TARI。代表の糸田川啓さん(40歳)に話を聞きました。
 多里地区では、8割(70ha)以上の農地を農地中間管理機構に預けて集積し、TARIに利用権設定をしています。本誌で何度か記事になっている「地域まるっと中間管理方式」です(2019年春37号p110など)。これによって担い手や請け負いを増やせる人にスムーズに農地をつなぐことができます。細切れの農地をまとめて新規就農者に渡すこともできました。
 実際の耕作者にはTARIから「特定農作業受委託」をすることで、その人の裁量で収穫物を販売することもできます。
 おもしろいのは、農地集積だけでなく、中山間直接支払や多面的機能支払もTARIが事務局として一体的に運用していること。「多面」ではオオサンショウウオの保護活動や防災見守りマップづくり、「中山間」では生産性向上加算で防除用ドローン2台を導入、集落機能強化加算で農業の短期インターンを受け入れています。短期インターンを経て地域おこし協力隊として活躍する人も出てきました。

地元に雇用を生む、
産地を守る若手リンゴ組合

辻 涼香


剪定作業に集まった組合員

長野から
 リンゴ産地の長野市長沼。ぽんど童(組合長・徳永慎吾)は若手リンゴ農家19人による生産組合です。メンバーの中村太士さん(42歳)からリンゴの産地を守る二つの工夫を聞きました。
 ぽんど童では高齢化によって放棄された2haのリンゴ畑を管理しています。剪定はメンバーが集まって共同作業として行ない、摘果や収穫などの作業は子育て世代のお母さん方にお願いしています。これで自分たちの畑にも無理なく、雇用を生むこともできているそうです。
 また、2023年1月に就農を希望する地域おこし協力隊の方がやってきました。新規就農の大変なところは機械や道具にお金がかかること。価格の高い機械は、協力隊の給与だけでは買えません。そこで、この隊員をぽんど童が受け入れて、共用のスピードスプレーヤや草刈り機などの機械を貸し出しています。
 組合内での交流がリンゴの栽培技術の伝授にもつながるそうです。いろいろなメンバーに教えてもらうことで自分に合ったやり方を探せるといいます。
 新規就農者の中には、資金の問題や農業の知識不足により定着できない人がいます。自分たちのこの活動が、地域の農家を増やすことにつながるといいと語ってくれました。

サッカー選手とサポーターが
一緒に参加する農園

辻 涼香


城和隼颯選手とサポーターの子供

群馬から
「ハタケアカデミー」という社会人向けの週末農業学校を高崎市で開いてきた農家の深見航平さん(36歳)。2023年10月からは、地元のプロサッカーチーム「ザスパクサツ群馬」と共同で、「ザスパファーム」を運営しています。
 深見さんによると、ザスパファームのイチ押しポイントは、選手とクラブチーム、サポーター、農家が相談し、60aの畑の野菜の作付けや参加して欲しい選手のリクエストなど、今後の方針を皆で決められること。
 農園には、そうして選ばれた6人の選手が関わっています。サポーターにとっては、選手と間近に交流できる貴重な機会です。参加費を払えば、サポーターの家族や友人も加わることができるので、多くの子供たちも農園にやって来ます。
 現在、20組のサポーターが参加。播種や収穫のときだけでなく、いつでも農作業ができます。深見さんと4人のスタッフが主に管理しますが、選手が練習後に手伝いに来ることもあるそうです。
 収穫した野菜の余剰分は「ザスパ農園野菜」として販売中。試合のときには他のサポーターのみなさんに人気だったとのこと。
 選手やサポーターが農業に興味を持つきっかけにもなり、野菜を手に取ることで地元のサッカーチームを知るきっかけにもなるといいます。

「島内フェアトレード」、
マンゴー農家を加工で支援

杉野沙歩


ドライマンゴーを手にする園田さんと家族

鹿児島から
 以前は役場の営農支援センターに勤めていた喜界町の園田裕一郎さんは、現在はメロンやパッションフルーツを育てる農家。最近、「島内フェアトレード」として農産加工にも乗り出しました。「手塩にかけて1年育てたマンゴーを2tも廃棄した」という悔しい話を農家から聞き、これはいかんと始めたそうです。
 マンゴーの収穫は台風の襲来時期と重なります。島外へ出荷するための船が台風で欠航するのは毎年のこと。完熟したマンゴーは10日以上欠航が続くと腐敗してしまいます。島内で売っても、1㎏300円という安値になってしまうことが珍しくありません。
 そこで園田さんは、本来ならばA品として出荷される島のマンゴーを1㎏800〜1000円で6軒の農家から買い取り、ドライフルーツに加工しています。砂糖も酸味料も無添加です。
 2023年8月に販売開始。飛行機の機内販売にも採用され、ふるさと納税の返礼品にもなり、10月までに800袋売れました。
 「ドライフルーツを入り口に、島のマンゴーの美味しさを知ってもらい、次は青果で購入してくれたら嬉しい。仲間の農家支援が第一の事業。しっかり売らないとうちは赤字です」と園田さん。島の農業への熱い想いが伝わってきました。

集落の文化をつなぐ「もばた文化塾」

多田勇慈郎


もばた祭りで展示されたキクや剥製

静岡から
 静岡市茂畑の杉山正明さん(63歳)は「もばた文化塾」の代表。高齢化や子供の減少で集落の行事の維持が難しくなるなか、26年前に結成されたこの組織がむらの文化を守っています。
 青年団がなくなり開催されなくなった祭りを継承したことがきっかけでした。以来、子供会でやっていた祭り、どんど焼きのような地域の行事の企画・運営を文化塾のメンバー27人が担っています。
 祭りには以前は地区外の人も集まりましたが、コロナが流行り始めてから茂畑の人だけで「もばた祭り」を11月に開催するようになりました。この祭りの特徴は、地域の人の趣味を展示するコーナーです。絵画や魚の剥製、魚拓、ドライフラワー、キクの展示……。「長年、近くに住んでいるのに、この人はこんなものが好きだったのかと驚いた。茂畑だけの祭りにすることで、住民が熱中しているものや好きなものを展示することができた」と杉山さんは言います。耕作放棄地の解消のために育てたソバを使った手打ちそばの試食会もありました。
 営業で農村を回っていると、昔からある行事がなくなるのはさみしいという声をよく耳にします。もばた文化塾のように、集落の文化と人を縦にも横にもつなぐことができるといいなと思います。

モミガラボイラーを使う企業が
くん炭を農家に提供

橋本和徳

モミガラボイラー

岩手から
 盛岡市にある東日本機電開発株式会社は、地域の農家を支える様々な活動をしています。その一つが自社で商品としても扱うモミガラボイラーを利用した貢献です。地域の水稲農家が処理に困っていたモミガラを無償で引き取り、モミガラボイラーによる自社の床暖房(工場・事務所)に使用しています。
 以前はすべて灯油を使っていましたが、一部をモミガラボイラーに切り替えることで、灯油代金を5カ月分の約38万円節約できたそうです。それに伴ってCO2排出量も12t以上削減できたとのこと。
 10月から4月までの暖房期間、燃料に使われるモミガラは約8tです。ボイラーに一度火を入れると、供給機から自動で燃焼室に送られて燃え続けます。燃焼後はくん炭になってフレコンバッグに排出され、一日に260〜350ℓもたまるそうです。
 私が素晴らしいと思ったのは、このモミガラくん炭を、農家へ無償配達している点です。環境分野の研究・開発をする同社の環境事業部が掲げるスローガンは「健土・健食・健民」。岩手の土をよくしていこうという考えのもと、農家に還元しているそうです。
 なお、くん炭に加えススが融雪剤にもなるので、廃棄物はほとんどゼロだといいます。

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56号輝く図書館 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7740 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7740#comments Tue, 26 Dec 2023 09:10:07 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7740 続きを読む ]]>  地域経済の発展に寄与することを目的とした「地域産業支援サービス」に取り組む図書館が増えている。「農業支援」に力を入れる海南市下津図書館もその一つだ。
 旧下津町と合併した旧海南市域には児童書専門図書館しかなかった。そのため、合併後は下津図書館が総合的な図書・資料を所蔵する役割を果たしてきたが、旧海南市域にも同様の図書館ができることになった。下津図書館がこれからも地域で利用され続けるために打ち出した特色が農業支援だ。旧下津町は日本のミカン発祥の地といわれており、「下津蔵出しみかんシステム」が日本農業遺産として認定された一大産地。そんな農業の盛んな地域の図書館が、農業支援の取り組みを始めるのは必然だった。

農文協職員による講習会

 例えば野菜づくり講習会。私たち農文協の職員は、各地の図書館で農業関連のDVDを活用した講習会を実施している。下津図書館でもこれを実施すると50人近い参加者があり、「晩生タマネギにトウが立ってしまった」など野菜づくりの悩みが多く寄せられた。回を重ねるごとに参加者の質問が専門性を増し、今では地元JAの営農指導員も講師に招くなど、講習会のステップアップが図られている。
 利用者の農業の疑問や質問に答えるレファレンスサービス(調べもの相談)にも力を入れている。特産であるカンキツの専門書など農業関連書籍の蔵書の拡充に加え、農業データベース「ルーラル電子図書館」を活用してきた(2024年3月まで)。館内では野菜・果樹づくりの相談ができることをポスターで案内しているが、寄せられる質問は土づくりや果樹の剪定、「ムクナ豆の育て方は?」など様々だ。図書館は本を貸し出すだけの場所ではなく、地域の課題解決のための相談窓口にもなっている。

野菜や果樹づくりの相談窓口を館内ポスターで案内

文=野村収平(農文協 東海北陸近畿支部)

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56号目次 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7738 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7738#comments Tue, 26 Dec 2023 09:09:36 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7738 続きを読む ]]>

特集 小さい林業が止まらない!

2024年1月5日発売 定価1100円(税込)

No.56 2024年冬号

小さい林業が止まらない!/どうつなぐ 消防団スピリッツ


今号の撮っておき!
迷惑龍の腹ごしらえ


小さい林業が止まらない!


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特集 小さい林業が止まらない!

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山に入りたい人がこんなにいた!
15の自伐グループが活躍する町
群馬県みなかみ町


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特集 小さい林業が止まらない!

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[木を切って売るだけじゃない 里山林業]

ナタ一本でできる里山林業
生け花グループの枝物狩りツアーを実況レポート
栃木県・津布久隆さんと広山流栃木支部のみなさん


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アジサイ・ヒカゲノカズラ……
里山ゴキゲン枝物図鑑
文=小椋吉範(長野県松川町)

クルミの樹皮クラフトが大好評
埼玉県秩父市・ちちぶ吉田くるみの会

オニグルミから次々商品開発、防獣柵を減らしたい
文=横山慎士(広島県北広島町・ワイルドシロップの会)

環境と体験を売る
放ったらかしだった里山にキャンプ場オープン
神奈川県横浜市・美濃口俊雄さん

土着菌いっぱい、竹やぶを最高の畑にする方法
文=吉田俊道(長崎県佐世保市・菌ちゃんふぁーむ園主)

[国産広葉樹に注目]

かつての薪炭林を木材利用する山へ
広葉樹の地域流通をつくる
長野県大町市

日本の広葉樹事情

山引きで広葉樹の苗づくり
文=杉本健輔(長野県南箕輪村・地域おこし協力隊)

[自伐型林業が止まらない]

コンパクト林業で集約化を補う
森林環境譲与税でも「小さい林業」支援
埼玉県秩父地域

自伐で地域住民が天然林を管理
シラカバ樹皮のブランドが生まれた
山本健太(北海道池田町産業振興課)

伐採木の安全搬出に
シンプル架線のすすめ 架線を身近にする搬器HANAKO
広瀬幸泰(岐阜県関市・森の機械㈱)


田舎カフェ ここが自慢(9)
築99年、書店のようなカフェ
文=水本誠時(愛媛県内子町)


もの申す

基本法見直し答申の矛盾とその解消案
農業者はもっと怒るべきではないか
文=作山巧(明治大学教授)


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大経済被害をもたらすインボイス制度
事態打開に「政局」以外の手法は見当たらない
文=藤井聡(京都大学教授)

集落

川谷もよりのビジョンづくり(新連載)
決意と希望を共有する「話し合い」から始まった

文=鴫谷幸彦(新潟県上越市吉川区)

ご当地おもしろスポーツ(新連載)
ブリ漁とハンドボールが合体!? ハンぎょボール

富山県氷見市

半農半介護と地域まるごとケアで助け合いの里づくり(下)
制度の枠を越えて助け合う「まるごとケアの家」
文=高橋和人(岩手県八幡平市、NPO法人里・つむぎ八幡平)

農

土建の帰農ではや24年の有機栽培
動脈事業も静脈事業も地域密着で
文=大森孝宗(愛媛県松前町、有限会社あぐり代表取締役)

石臼製粉でパン用小麦粉を挽こう(5)
石臼製粉で小麦づくり&パンづくりが元気な長野県
文=青沼一彦(パン食文化研究室)

地エネ

全力でエネルギー自給生活!
ガソリン代も電気代もガス代もかからない暮らしは最高だ
文=坂本耕太郎(広島県三原市・桜の山農場)


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なぜ今、太陽熱なのか(下)
農業ハウスの暖房やオフィスビルの冷暖房にも活用
文=寺田雅一(株式会社寺田鉄工所 代表取締役社長)

防災

どうつなぐ
むらの暮らしに欠かせない消防団スピリッツ


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白川町消防団が「シン・操法」を考案したわけ
文=後藤茂巳(岐阜県白川町消防団副団長)

移住者の私と地元をつないでくれた消防団
文=伊藤和徳(岐阜県白川町・NPO法人ゆうきハートネット理事)

もっと知りたい消防団

団員自前のバイクで出動 バイク隊「REM」誕生
文=吉田秀一(福島県喜多方市・喜多方市消防団長)

【防災以外でも輝く 消防団スピリッツ】
消防団OBが酒米づくり、地元を思い味わう最高の酒
文=百瀬一郎(長野県松本市・元波田町消防団第六分団分団長)

消防団仲間の転作野菜が、地区の米づくりにも火をつけた
熊本県天草市・天草F・Group466


地撮り!(26)
第1回 石積み甲子園開催
徳島県神山町
写真=大村嘉正


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特集 小さい林業が止まらない!

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山・里山

地元の木でサステナブル(下)
「100年の山と家」づくりで地域循環
木質バイオマス発電は地産地消に
文・写真=荒木健次(ジャーナリスト)


ゆるくらジャーナル

ゆるくらジャーナル

輝く図書館

和歌山県海南市 海南市下津図書館

『コウノトリと暮らすまち
豊岡・野生復帰奮闘記』

(佐竹節夫 著/農文協)

『焼き芋とドーナツ
日米シスターフッド交流秘史』

(湯澤規子 著/角川書店)

映画

『若者は山里をめざす』
監督:原村政樹/配給:ムービー・アクト・プロジェクト Productions

読者の声

プレゼント

全国をまわる農文協職員から これ読める? なるほど地名クイズ


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55号バックナンバー http://kikanchiiki.net/contents/?p=7663 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7663#comments Fri, 29 Sep 2023 05:48:12 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7663 続きを読む ]]> 有機で元気になる!

2023年10月5日発売 定価1100円(税込)


No.55 2023年秋号
特集 有機で元気になる!/ニッチな山の恵みで小さく稼ぐ

『季刊地域』のバックナンバーは、農文協のweb書店「田舎の本屋さん」でご購入いただけます。

目次 特集 有機で元気になる!/ニッチな山の恵みで小さく稼ぐ

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輝く図書館
NPOを通じて市民が図書館の運営に参画

 小布施町立図書館が始めた「まちじゅう図書館」は2023年で14年目を迎えました。町の飲食店や温泉などのちょっとしたスペースにオーナーの趣味や仕事に関係する本を置いて、訪れる人と本を通じて交流しようというものです……

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ゆるくらジャーナル(2023年秋号)

このコーナーは、「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。webではその中のむら・まち元気便から“ちょっとだけ”公開します。…

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55号輝く図書館 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7612 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7612#comments Fri, 29 Sep 2023 03:08:04 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7612 続きを読む ]]>  小布施町立図書館が始めた「まちじゅう図書館」は2023年で14年目を迎えました。町の飲食店や温泉などのちょっとしたスペースにオーナーの趣味や仕事に関係する本を置いて、訪れる人と本を通じて交流しようというものです。飲食店や酒屋、銀行、郵便局などの15店舗に本棚が設置されていて、自由に閲覧できます。

「まちじゅう図書館」への参加を示すフラッグ

 本を揃えるのも、貸し出しの可否を決めるのもすべてオーナーです。「まちじゅう図書館」への参加を示す「フラッグ」を掲げれば誰でも「館長」になることができます。蔵書は様々。絵本をたくさん集めているレストランがあれば、郷土や食、東洋医学などの専門書を貸し出す味噌工房もあり、とても個性豊かです。
「まちじゅう図書館」が始まったきっかけは、06年の図書館改築にまで遡ります。建物を設計した早稲田大学・古谷誠章教授のコンセプトの一つが、狭い敷地にこだわらず、街中に本を置き、枝葉のように本と人の交流を広げる図書館というものだったそうです。
 当初は、街中に置いた棚の本にICタグを取り付け、実際に貸し出しを行なうことを想定していたそうですが、経費や管理の問題から現在の形式となりました。
 また、小布施町立図書館では、地元の伝統品種や固定種の「タネの図書館」を今年から始めました。「OBUSE食と農の未来会議」で提案され、現在58種の野菜や花木のタネが図書館内に保管されています。タネを借りたら、自分で栽培してとれたタネを「気持ち多めに」返すという仕組みです。利用者は町内に留まらず、お隣の山ノ内町や千曲市からも借りに来る方がいるそうです。

参加している穀平味噌醸造所の本棚。オーナーおすすめの本が並ぶ

文=上野亮太(農文協 関東甲信越支部)

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55号ゆるくらジャーナル http://kikanchiiki.net/contents/?p=7606 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7606#comments Fri, 29 Sep 2023 03:05:40 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7606 続きを読む ]]> このコーナーは、「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。

移住者を増やす、
広葉樹で自伐型林業

三浦大弥


チェンソーの講習会

群馬から
 町の総面積の9割が森林に覆われるみなかみ町では、岐阜県のオークヴィレッジ㈱と包括連携協定を結び、「森林を育む広葉樹林産業化プロジェクト」を始めました。農林課林業振興係の小此木猛さんによると、広葉樹を活かした林業の6次産業化と地域活性化を目指すプロジェクトだそうです。
 みなかみ町は広葉樹の「自伐型林業」を推進しています。昔からの林家のように、チェンソーと小型の林内作業車を使って、自力で木を切って売る林業の形です。
 町では、林業初心者向けの機械の講習を年に1度開催してきました。講習を通じてできたグループ単位で始める人が多く、現在約130人が取り組んでいます。燃料を満タンにして返せば林内作業車を無料で借りられる仕組みもつくりました。
 伐採された広葉樹はオークヴィレッジへ。クリやコナラは椅子に、カエデはヘッドホンになるそうです。同社で販売されるほか、町のふるさと納税返礼品にもなっています。
 一般に広葉樹はチップにしかならず、採算が取れなかったのが、企業との提携でお金になる販路ができました。それが、アウトドア関連などの他の仕事と組み合わせて自伐型林業をする移住者を増やしています。

20年以上続く、
地元の「こだわり農産物」給食

長谷川貴央


認証のための圃場調査

高知から
 四万十市は、2002年から学校給食に無農薬・減農薬の地元食材を使い始めた先進地。小学校13校と中学校8校の給食に、市独自の「四万十こだわり農産物認証制度」で認証された農産物が使われている。
 じつは、四万十市で学校給食が始まったのもこのときから。当時の市長が、給食が始まったのが遅い代わりに「オーガニック給食をやりたい」と言ったのがきっかけだったという。
 生産者は「環境にやさしい農業のための研究会」(会員20人)のメンバーで、野菜は9人がすべて無農薬で、米はやはり9人が無農薬・減農薬で栽培している。研究会の事務局と市農林水産課の職員が年に1回圃場を調査して認証するそうだ。
 川村祐子さん(69歳)は「中村くらしを見直す会」の代表で研究会の事務局も務める。自身が経営する自然食品店でもメンバーの野菜を販売しながら、この仕組みを支えてきた。
 現在、給食の食材は米が100%、野菜は30%が認証を受けたもの。米の価格は無農薬米が1㎏550円、減農薬米が380円。野菜も含めて、慣行栽培のものより高めの値段で市が研究会から購入している。合計額は約1700万円で、その1割ほどが研究会の運営費として認証の経費などにも充てられるそうだ。

島の情報は、
皆が使うラインで発信

原田順子


スマホ教室の様子

岡山から
 岡山県地域おこし協力隊の活動発表会&交流会にて、笠岡市の地域おこし協力隊員・片岡玲実奈さん(24歳)にお会いしました。
 高知県佐川町出身の片岡さんは大学卒業後すぐ、笠岡市の白石島に赴任しました。
「20歳そこそこの子に何ができるの?」と初めは島の人に言われたそうです。交流を重ね、仲よくなると、島内放送の音が聞こえにくいために、いろいろ困っていることがわかりました。例えば、船が止まったことやごみ収集の日程など、ライフラインを支える基本的な情報入手ができていないのです。
 多くの人がスマホは持っていて、ラインアプリを入れていることをつかんだ片岡さんは、ラインを使って島内情報の発信を始めました。
 白石島と書かれたページを開くと、「船時刻表」「天気・潮汐」「病院情報」「防災情報」「白石情報」「ゴミ情報」のボタンが並んでいます。これを押すだけで、情報が出てきます。
 島でやっているスマホ教室で、使い方を教えながら参加者に登録してもらったそうです。そこから口コミで広がり「玲実奈ちゃん、私のにも入れてよ」と頼まれることが増えました。今では、島の4割の方が登録してくれています。

若手「草刈り隊」、
早朝から小遣い稼ぎ

菊池七和子


草刈りする隊員

長野から
 寺島渉さん(74歳)の住む飯綱町古町集落は、耕作放棄地を花桃公園にした話が以前の本誌で紹介されました(2020年春41号)。一方、高齢で手が回らなくなった農地の草刈りには、2020年に発足した「古町草刈り隊」が活躍しています。
 隊員は地域の担い手のほか、サラリーマンや移住者など計14人。刈り払い機の使い方をマスターした5人の女性も参加しています。集落では、中山間直接支払を利用して4台の刈り払い機を用意しており、機械を持っていなくても草刈り隊に入れます。レンタル費用は無料です。
 作業は、土日の朝6時から数時間。年に8軒ほどの農家から、1軒につき年間3〜4回の依頼が入ります。隊員の多くは30〜
40代で、子育てなどでなにかとお金がかかる世代。休日の朝の時間を利用して、ちょうどよい小遣い稼ぎになっているそうです。
 賃金は1時間あたり2500円。依頼者が負担するのはその半額で、残りは中山間直接支払から支払われます。
 じつは依頼者の負担金というのも、本当は負担にはなっていません。古町集落では中山間直接支払の半分を地権者に配分しています。
草刈りを頼む人は、そこから支払うので草刈りを頼みやすいようです。

地域の困りごとは宝物
おてこ衆が解決

津田美優


休憩中のおてこ衆

長野から
 筑北村には、NPO法人「わっこ谷の山福農林舎」があります。「地域の課題を宝物としてとらえ、仕事にし、地域で活躍するプレーヤーを増やしたい」。こんな想いから2019年に設立され、15人のスタッフが、新規就農・就林希望者の支援、その他就労支援など、地域に住む人の相談窓口になっています。
 また「おてこ衆」派遣のシステムもあります。お手伝いさんを意味する長野県の方言「おてこ」が由来。軽度の障害を持つ人も含めて、20〜60代の120人ほどが登録しています。
 草刈りや農地の土づくり、収穫作業、引っ越しの手伝いや墓守など、年に170件ほどの依頼があるとのこと。依頼内容に合わせて、個々のスキルを生かせる登録者が派遣されています。料金は、依頼ごとに見積もりを提示して決めるそうです。
 刑務所を出所後に「おてこ衆」となったある方は、草刈りなどの仕事を手伝ったとき村人に言われた「ありがとう」の言葉が心の回復のきっかけになったそうです。
 代表の和栗剛さん(47歳)は、それぞれの人に合った仕事と誰もが知り合える場をつくり、多様な生き方をしてきた人が活躍できる「なないろの社会」を目指したいと言います。

再生した棚田でオーナー制、
にぎやかに収穫体験

多田勇慈郎


田植えをするオーナー

群馬から
 沼田市薄根で一番高齢化が進む石墨集落。ここの美しい「石墨棚田」が2022年、農水省の「つなぐ棚田遺産」に群馬県で初めて登録されました。背景には18年に始まった棚田の再生活動があります。薄根地区振興協議会で、若手も加わり地域をよくするために何が必要か議論し、決まったそうです。
 しかし10年以上放置された棚田の米づくりは、2年続けてうまくいきませんでした。土が肥えてチッソが多かったので、イネが激しく倒伏してしまったのです。茎を硬くするためケイ酸カルシウムを入れるなどの工夫で3年目から収穫できるようになりました。
 19年からは棚田のオーナー制度を導入。田植え体験やホタル祭り、収穫体験にたくさんの人が訪れるようになりました。ファミリー向け、法人向け、ホリデーファーマー向けから選べ、ファミリー向けの料金は、100㎡で3万6000円です。
 毎年続けてくれる方もおり、現在は32組1法人のオーナーがいます。東京や神奈川など県外からもやって来ます。多いときは100人近くの人が集まるそうです。
 収穫体験の日は、薄根の住民がお昼を用意。育てているお花をブーケにしてプレゼントする人もいて、地域の人たちもやりがいを感じているようです。

じつは果樹園だった…
竹林の管理、無償で請け負う

辻 涼香

整備した竹林

愛媛から
 農業なら、自分のペースでできるから子供との時間をつくれるようになるのでは……。そう思って10年前に松山市にUターンした重松弘美さん(50歳)は、耕作放棄地だらけの故郷の風景にショックを受けたそうだ。
 荒れた竹林をすみかにイノシシやハクビシンが跋扈するのを見て一念発起。20aの耕作放棄田で青パパイヤをつくったり、80aの竹林の管理を担う農園・チロポン村を始めた。
 古い竹を切り、新しい竹を残してタケノコがとれるような竹林にした。竹に負けずに生き残った甘夏や伊予柑の樹も発見。もとは果樹園だった!? 切った竹をチップにして敷き詰めたことで、草を抑えただけでなく地温が上がり、上質なタケノコを早期収穫できるようになった。
 傾斜が45度もあるような場所ばかり。重松さんは所有者に声をかけて、そこでとれた作物を収穫・販売させてもらう代わりに、無償で管理を請け負う畑(竹林)を増やしてきた。
 タケノコは湯がいたものを直売。また、収穫時期をほんの少し逃した竹を塩蔵しておき、「めんま」や「たけのこご飯の素」として販売している。
 無農薬のカンキツも収穫できる。形が悪くなってしまうので、マーマレードなどにして売ることを考えているそうだ。

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特集 有機で元気になる!

2023年10月5日発売 定価1100円(税込)

No.55 2023年秋号

第1特集 有機で元気になる!/第2特集 ニッチな山の恵みで小さく稼ぐ


今号の撮っておき!
カマキリの気概


第1特集 有機で元気になる!


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特集 有機で元気になる!

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市町村が有機農業の拡大に動き始めた

学校給食の野菜と米を入口に
有機農業、始めました
茨城県常陸大宮市


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特集 有機で元気になる!

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集落営農法人も
有機栽培始めました
福島県白河市・農事組合法人 入方ファーム

町内に浸透する有機農業
人と機械の支援でさらに広げたい
宮島公香(長野県松川町役場産業観光課)

集落営農との連携で「地域の農業」に
有機農業で移住者を増やす
岐阜県白川町・NPO法人ゆうきハートネット

有機農業を始める農家のための交付金
環境保全型農業直接支払と有機転換推進事業

どこから手をつける?

【生産者と面積を増やす】

【販路を探す 広げる】

スーパーへグループ出荷 市は新規参入者を交付金で後押し
兵庫県養父市

【地域資源の活用】

牛糞、生ごみ、モミガラ、落ち葉、オガコ…町の資源で堆肥をつくる
栃木県茂木町

町民みんなで有機農業、保育所で生ごみ堆肥づくりに挑戦
山形県川西町

生ごみ・屎尿利用で濃縮液肥
文=藤田浩史(岡山県真庭市農業振興課)

刈り草を焼土肥料に
草刈り応援隊が灰屋を復活させた
文=谷田又次(兵庫県丹波篠山市・おかの草刈り応援隊隊長)

有機学校給食の進め方Q&A

有機学校給食をてこに
持続可能な有機農業・アグロエコロジーへ
文=関根佳恵(愛知学院大学経済学部教授)

第2特集 ニッチな山の恵みで小さく稼ぐ

オニグルミ 山奥の集落ビジネスになった
文=柳沼陽介(新潟県阿賀町・山から㈱)


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特集 有機で元気になる!

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クルミ油 体調を崩している方に摂ってほしい
文=池田晴美(新潟県十日町市)

ファットウッド キャンパー向けに売れる
文=藤岡和昭(山口県西部森林組合参事)

マタタビ 枝・葉・実を猫用に
文=高橋良二(長野県佐久市)

ドングリパウダー お菓子メーカーから引き合いあり
文=小林広典(長野市・㈱小林多男商店)

モミジバフウの実 トゲトゲの球体が人気

ヤシャブシの実 アクアリウム需要がある

ダイオウマツの松ぼっくり 目を引くビッグサイズ

ヤダケ・メダケ 棚田の手入れが稼ぎを生み出す
文=松原徹郎(岡山県美作市)


田舎カフェ ここが自慢(8)
オリジナルランプも売る
文=横田愉実(長野県信濃町)


もの申す

食料・農業・農村基本法の見直しに注文


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特集 有機で元気になる!

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農村あっての食料 農村は生産者と消費者をつなぐ場、暮らしの場
群馬県甘楽町長・全国町村会経済農林委員長 茂原荘一さんに聞く

「持続・振興交付金」を柱に地域政策の再構築が急務
文=楠本雅弘(農山村地域経済研究所)

【「中間とりまとめ」を巡っての侃々諤々】
●「中間とりまとめ」は、「小農切り捨て」とは読めない
文=白須敏朗(元農林水産事務次官)
●「意欲ある農業者」に押しつけるより、「意欲の持てる農業・農村」整備を
文=榊田みどり(農業ジャーナリスト)
●「持続可能」という言葉を使うには、もっと覚悟がいるはずだ
文=楜澤能生(早稲田大学法学部教授)

アグロエコロジーとは何か
近刊『アグロエコロジー 持続可能なフードシステムの生態学』より
文=村本穣司(カリフォルニア大学サンタクルーズ校有機農業スペシャリスト、東京農業大学客員教授)

集落

半農半介護と地域まるごとケアで助け合いの里づくり(上)
農にも介護にも通ずる命の循環
文=高橋和人(岩手県八幡平市、NPO法人里・つむぎ八幡平)

シリーズ農村RMO どうつくる?何ができる?(3)
竹堆肥のブランド米組合を核に農地保全や生活支援も
文=松田一馬(広島県庄原市山内自治振興区)

集落会議のつくり方(4)
会議をよくするちょっとした技
文=田畑昇悟(京都府南丹市・NPO法人テダス事務局長)

農

ビックリ有機農業
無肥料で何年も野菜を育てる 丸太高ウネ栽培

石臼製粉でパン用小麦粉を挽こう(4)
小麦の自家製粉の収益性を考える
文=青沼一彦(パン食文化研究室)

防災

あの西日本豪雨を体験 地域防災って心底大事です
防災おやこ手帳&黄色いタスキ
文=槙原聡美(岡山県倉敷市・川辺復興プロジェクトあるく)


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スマホで確認
ため池の遠隔監視システム
文=秋草邦洋(鳥取県農地・水保全課)

地エネ

ソーラーシェアリングのノウハウ(8)
本気の企業が賛同する地域主導のソーラーシェアリング
文=東 光弘(市民エネルギーちば㈱代表取締役)

災害時に役立つ
段ボールとアルミシートでソーラークッカー
文=中條祐一(足利大学教授 総合研究センター長)


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なぜ今、太陽熱なのか(上)
「エコ作」で伝えたいこと
文=寺田雅一(株式会社寺田鉄工所 代表取締役社長)


地撮り!(25)
300年続く農村歌舞伎 4年ぶりに開催

香川県土庄町
写真=大村嘉正


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山・里山

地元の木でサステナブル(上)森の恵みで「こども園」改築 子育ての拠点から活性化を
宮城県大崎市「鳴子こども園」
文・写真=荒木健次(ジャーナリスト)


ゆるくらジャーナル

ゆるくらジャーナル

輝く図書館

小布施町立図書館 まちとしょテラソ

『風景をつくるごはん 都市と農村の真に幸せな関係とは』
(真田純子 著/農文協)

『巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ』
(竹内早希子著/岩波書店)

映画

『奇跡の子 夢野に舞う』
監督:沼田博光/制作:北海道テレビ放送 Productions

読者の声

プレゼント

全国をまわる農文協職員から これ読める? なるほど地名クイズ


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54号バックナンバー http://kikanchiiki.net/contents/?p=7505 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7505#comments Fri, 30 Jun 2023 04:13:28 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7505 続きを読む ]]> 空き家の活動3原則

2023年7月5日発売 定価1100円(税込)


No.54 2023年夏号
特集 空き家の活動3原則+自然の力を味方にする家づくり

『季刊地域』のバックナンバーは、農文協のweb書店「田舎の本屋さん」でご購入いただけます。

目次 特集 空き家の活動3原則+自然の力を味方にする家づくり

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輝く図書館
NPOを通じて市民が図書館の運営に参画

 滝川市立図書館が2017年に始めた「BOOKセラピー」の取り組みが全国的に広がりを見せています。BOOKセラピーとは、①泣いてすっきりしたい、②キュンキュン(恋愛)したい、③思いっきり笑いたい、④新しいことにチャレンジしたい、⑤とにかく癒されたい、の五つのお悩みの“症状”にピッタリの本を……

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ゆるくらジャーナル(2023年夏号)

このコーナーは、「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。webではその中のむら・まち元気便から“ちょっとだけ”公開します。…

記事はこちら

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54号輝く図書館 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7503 http://kikanchiiki.net/contents/?p=7503#comments Fri, 30 Jun 2023 04:12:55 +0000 chiiki http://kikanchiiki.net/contents/?p=7503 続きを読む ]]>  滝川市立図書館が2017年に始めた「BOOKセラピー」の取り組みが全国的に広がりを見せています。BOOKセラピーとは、①泣いてすっきりしたい、②キュンキュン(恋愛)したい、③思いっきり笑いたい、④新しいことにチャレンジしたい、⑤とにかく癒されたい、の五つのお悩みの“症状”にピッタリの本を「薬袋」に入れ展示するというもの。書名が見えないように包装され、借りるまで何が入っているかわからないのでドキドキが満載です!

今年開催したBOOKセラピーの展示

 発案者の深村清美館長は「利用者の気持ちに寄り添った本を提供することで、心に潤いを与えられれば」と話されました。1回目は17年10月、2回目は19年1〜3月。3回目の開催となった今回は、23年1〜3月に460冊の「薬袋」を展示しました。若い方から年配の方まで幅広い利用者の中では特に③と⑤の貸し出しが多く、本を通して気持ちが軽くなることを望んでいる方が多いようです。
 同図書館では19年に「全国BOOKセラピーネットワーク」を立ち上げました。SNSを通じて全国の図書館へ参加を募ったところ、全国で55館(公共図書館37館、学校図書館17館、企業図書館1館)が賛同し、仲間を増やしてきました。「こんな症状を加えてみました」「症状に合わせてこんな本を選びました」と活発に情報を共有することで、新しい工夫や切り口が生まれ、図書館間で刺激を与え合っています。三重県のある中学校では、普段図書館に来ない生徒も訪れ、展示初日の昼休みの間に「薬袋」がなくなるほど反響があったそうです。
 「展示は、人と本とをつなぐ効果的な手段です。これらの展示を通して新しい本との出会いや読書の楽しみに触れていただけたら」と深村さんは今後に期待しています。

深村清美館長。選挙に関心を持ってもらうための本を展示中

文=斎藤龍司(農文協 北海道支部)

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