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地域マーケティング講座連載季刊地域Vol.57 (2024春号)

和歌山

【社会起業家いのはらゆきこの地域マーケティング講座】第1回のおまけ② ~読者からいただいた感想と質問~

季刊地域vol.57(2024年春号)から始まった連載のはみ出し情報を不定期でお届けします! 本誌の記事と一緒にお読みください。

この記事では、本誌の連載で募集した「地域マーケティングを使いこなすためのワーク(七つの質問)」について、ワークに取り組んだ読者からの感想と質問を掲載します。
「社会起業家いのはらゆきこの地域マーケティング講座」第一回はこちら

猪原有紀子(和歌山県かつらぎ町・くつろぎたいのも山々)

 誌面QRコードのフォームに書き込んでいただいた読者のみなさん、ありがとうございました。その中に、ご自身の現状報告と、質問を寄せてくれた方がいらっしゃったのでご紹介します。

楽しく記事を拝読させていただきました。

 現在4歳男児の子育て中の私には わかるー!の連発で、その部分をケアしてくれ、とにかくお客様の気持ちに寄り添ってくれるキャンプ場に人が集まらないわけがない!

楽しそうな家族の様子が目に浮かぶようで、読んでいてこちらまでワクワクしてしまいました!

 特に「お出かけ写真に自分の写真がない」は、わが家の定番の切ないあるあるなので、最高のサービスだと大変感激しました!

 私は愛媛県久万高原町という夫の祖父母が暮らす山の田舎町に10年前に移住し、トマト農家をしています。

 その傍らで道の駅にシフォンケーキなどのお菓子を出品していたのですが、数年前から地元の食材を使ったグラノーラをつくるようになり、それをminneなどのサイトなどでも販売するようになりました。

 それまでは道の駅での販売で、どんな方が買ってくださっているのかなどあまり考えることなく、つくることが好きな自己満足の世界のような感覚だったと今なら思うのですが、minneやインスタでのお客様と直接メッセージのやり取りを通して、たくさんの嬉しいお声をいただき、自分がつくる物が誰かを笑顔にすることができるって、すごいことだしうれしい! どんなふうにしたら喜んでもらえるだろう? と、自分へ向いていたベクトルがお客様に向き始めたと感じています。

 つくるのが楽しい、好きに、いわゆるビジネス目線を織り混ぜて実践し、たくさんの方に知っていただけるようになると、こういった商品を求めている方に出会う確率は上がり、よりたくさんの方の笑顔につながる! と思えるようになりました。

 しかし私はその方法をまだ知りません。知らないがゆえにイメージをすることができない段階です。うちはJAへの出荷ですが、農家さんには私と同じように、つくる、育てるから先のイメージが湧かない方も多いのではないかと思います。

 新連載の『地域マーケティング講座』は、わたしのような超初心者でもイメージをしやすいお話を聞かせて頂けるのでは!? とワクワクしました!

 いのはら様はグミという食品の販売と観光とどちらの事業もされていますが、元々はマーケティングなどを学ばれていたのでしょうか? その基本があれば業種関係なく応用可能なのでしょうか? 少しでいいので、いのはら様ご自身のお話も織り交ぜて頂けたら嬉しいです!

 感想、質問ありがとうございます! とても嬉しいです。

 マーケティング、学びました! マーケティングは売れる仕組みづくりなので、ビジネス=マーケティングです。学んで、実践してを繰り返して少しずつ上達していきます。業種関係なく応用可能です。

 私は、無添加おやつの販売、観光農園/キャンプ場、オンラインスクールの三つの事業を取り扱っていますが、売るものが違ってもやり方は同じです。

 ぜひ、この連載でマーケティングの基礎を身につけ、少しずつみなさんのビジネスに取り入れていただけるとうれしいです!


著者:猪原 有紀子

兼業農家でありながらソーシャルビジネスを複数立ち上げる。「無添加こどもグミぃ〜。」販売、「くつろぎたいのも山々」運営、女性の社会起業スクール「SBC」主宰、株式会社やまやま代表取締役。

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