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季刊地域Vol.63(2025秋号)ゆるくらジャーナル輝く図書館

鳥取

【小布施町立図書館 まちとしょテラソ】図書館の裏庭をエディブルガーデンに

全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

レイズベッドで野菜が育っている

野菜やハーブなど食べられる植物が育つエディブルガーデン「結の庭」。小布施町立図書館「まちとしょテラソ」の裏庭で2年前に始まった試みです。地域住民の「土と農に関わる人を増やしたい」という想いから生まれました。以前から取り組んでいた、地元の伝統品種や固定種を貸借する「タネの図書館」(『季刊地域』No.55(2023年秋号)掲載)が、そのきっかけの一つです。

 志賀アリカ館長は、図書館の建設時に敷かれた砂利などの影響で裏庭を畑にするのは難しいと思っていたそうです。しかし、町の議員の竹内淳子さんやパーマカルチャー実践者の臼井健二さんの協力を得て動き出しました。 

 2023年9月から毎月第3土曜日にワークショップを開催。砂利の上に黒土とエリンギの廃菌床などの有機物を盛り、刈った雑草も捨てずに畑に置きました。するとしだいに土が柔らかくなってミミズが出てきて、問題なく植物が育つようになったそうです。木の板や竹などで囲って床上げしたレイズベッドもつくりました。

 畑の広さは50㎡ほどで、ナスやキュウリ、ハーブなど約30種類を栽培。パーマカルチャーの考え方をもとに虫避けのためにトマトの隣にバジルを植えたり、緑肥や雑草を草マルチにしたりしています。

 畑の世話をするのは「暮らし探求部」です。兵庫から移住したご夫婦が代表を務め、草刈りや収穫に汗を流し、SNSで情報発信に取り組んでいます。メンバーは171人で、毎月の参加者は20~30人です。

 結の庭はみんなのコモンズなので、町内外問わず誰でも気軽に収穫できるよう周知していきたいとのこと。関心のある方はぜひ気軽に足を運んでみてください。

志賀アリカ館長(左)と「結の庭」発起人の竹川淳子さん

文=西口(農文協)

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松原徹郎、松原久美 著
コロナ禍以降、免疫をはじめ日々の健康づくりに対する意識や病院医療に依存しない考え方が世間的に高まり、その解決方法として注目の集まる薬草。しかし、必要な薬草すべてを身の回りから採取するのは難しく、購入すると高くついてしまう。ただ、草刈りをすることで地中に眠っている薬草のタネを発芽させれば、身のまわりで薬草を採ることができるようになる。
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