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季刊地域Vol.57 (2024春号)ゆるくらジャーナル輝く図書館

兵庫

【松陰中学校・高等学校】進学先選びにも役立つ学校図書館スタンプラリー

 松蔭中学校・高等学校の学校図書館司書・眞鍋由比さんが仕掛け人となって、「兵庫学校図書館スタンプラリー」が始まったのは2013年のこと。在校生はもちろん、校外の小中学生とその保護者に図書館に足を運んでもらうことで学校の雰囲気を知ってもらい、将来の進学先選びに役立ててもらいたい。そんな思いからスタートしたといいます。

 当初は松蔭中高を含め2校で始まりましたが、だんだんと参加校が増え、昨年は最多の7校に約260人が来校したそうです。小中学生や保護者が事前申し込みなしで図書館を見学できます。

 参加者にはスタンプカードが付いた「小・中学生におすすめの本」という冊子が配られます。学校ごとにオリジナルのプレゼントも用意され、松蔭中高では2校分のスタンプが貯まるとオシャレなしおりがもらえます。

「小・中学生におすすめの本」冊子。スタンプラリーカードが付属

 学校ごとにいろいろな企画があるのも楽しみの一つです。松蔭中高の目玉は「夏休み宿題お助け講座」。小学校の宿題になっているオリジナル新聞づくりを、4人の司書が豊富な図書館の資料を駆使して手助けしてくれる企画です。これまで「海ほたる」「ぐりとぐら」「野菜」……と様々なテーマを扱ってきました。「こんなことについて調べたい」とあらかじめ連絡すれば、10万冊以上の蔵書の中から必要な資料を用意してくれます。

夏休み宿題お助け講座のコーナー

「ふだん入れない中学高校の図書館を見て、読書と図書館を身近に感じてもらいたいイベントです」と眞鍋さん。夏から秋にかけて開かれるそうです。いろいろな学校を回り、学校ごとの雰囲気をぜひ感じ取ってください。

(農文協 青木大洋)

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