本誌や『現代農業』などを携えて全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。

鶴岡市内の山あいに位置する田川地区は、イノシシによる農作物被害やクマの人身被害があり、獣害が深刻。田川地区自治振興会では、2025年4月から有害鳥獣の捕獲に対して報奨金の交付を始めた。
対象になるのは、ツキノワグマ、イノシシ、ニホンジカ、ニホンザルで、クマが1頭あたり1万円、それ以外は5000円。市の報奨金(イノシシ1頭5000円など)に上乗せして支払う。25年度はクマ3頭、イノシシ12頭、計9万円の申請があった。
地区ではここ数年で3人が狩猟免許を取得している。彼らの害獣駆除を後押しする仕組みだ。さらにこの仕組みを呼び水に、新たに免許を取得しようとする若者が2人いるという。
650人ほどが暮らす地域を自分たちで守ろうという意識が確実に高まっている。
文=橋本(農文協)
『季刊地域』66号(2026年夏号)「自治振興会が有害鳥獣捕獲報奨金を交付」より