2020年1月4日発売 定価943円(税込)


特集 気になる不在地主問題


[今号の撮っておき]

マキビシはヒシの実

 名前はなるほど「マキビシ」だが、忍者が本当に乾燥したヒシの実をバラまいたとは知らなかった。執拗な追跡から逃れるにはシュレッダー…ではない、敵の足を傷つけるのに効果的な鉄製のゴツゴツしたものをイメージしていたが、鉄では重いし、使い捨ての道具としては高価すぎる。手裏剣も、映画やドラマで見るのは平べったい十字型だ が、実際によく使ったのは五寸釘みたいな軽いものだったそうだ(p115)。言われてみればなるほどと思う。

 果皮が硬くなる前に摘み取ったヒシを塩茹でして殻をむくと、クリに似た味でほくほくしておいしい。滋養強壮や解毒効果もあるとして、中国など多くの国で民間薬として 用いられてきたそうだ。忍者が携帯したマキビシも、ときには食用・薬用にも使われたのだろうか。

 さて、一強状態に陰りが見える現政権。成長戦略ばかりだった農政にもやっと変化が見え、地域政策を強化すべしという声が強まっている。2020年は良い年にしたい。

──編集部(写真=高木あつ子)