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連載「集落機能強化加算」廃止でいいのか?

【「集落機能強化加算」廃止でいいのか?⑥】問題の本質はどこにあるのか?

9月29日付け日本農業新聞の日曜連載「現場からの農村学教室」に、中山間直接支払制度の発足当初からの経緯に詳しい明治大学・小田切徳美教授の論考が掲載された。集落機能強化加算廃止の問題点が、農水省の農村政策退行への懸念とともに鋭くあぶり出されている。当協会理事でもある小田切教授に提供いただいた記事(日本農業新聞の許可取得)を特別に掲載したい。

編集部

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小田切徳美 著
「にぎやかな過疎」とは「過疎地域にもかかわらず、にぎやか」という、一見矛盾した印象をもつ農山漁村のこと。14章からなる本文に加え、「農的関係人口」などの基礎用語を、著者独自の視点で解説するコラム「農村再生キーワード」を11記事収録。註には本書の背景の深掘り解説や、参考図書の紹介なども多数盛り込む。農村再生のための政策構想を論じた『農村政策の変貌』(2021年)の続編であり、コロナ後の社会と2025年基本計画以降の展開を見据え、農村の過去~現在、そして未来への展望まで総合的に見通す一冊。
佐藤洋平 監修、生源寺眞一 監修、中山間地域フォーラム 編
人口減少・高齢化をいち早く経験した中山間地域は、課題先進地であり、新しいライフスタイルとビジネスモデル提案の場である。中山間地域の歴史とデータからみた現況をおさえた上で、中山間地域における諸課題を36テーマ別に問題の所在とそれにかかわる取り組みをコンパクトにまとめる。さらにこれらのテーマに総合的に取り組む先発地域を紹介し、再生のポイントを識者や現地の実践者が提言する。本書は、類書が無いなかで、中山間地域というプリズムを通した未来社会へのガイドブックとして長く活用されることが期待される。
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