全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

子供たちのために野菜の花を飾っている校長先生がいます。
新刊の絵本『くらべて発見 花の「いのち」さいばい植物の花のひみつ』のご案内で、南風原町立南風原小学校にお邪魔した時のこと。「カレーに入れる野菜、これ、なんの花?」と司書さんにクイズを出しました。すると「事務室の前に飾られていますよ」と聞いてびっくり! 確かにニンジンの花が花瓶に挿してありました。その前にタブレットPCが置いてあり、ニンジンにまつわる写真のスライドショーも流れています。
これらは前城光告校長先生(60歳)が用意したもの。「今週の野草」をテーマに週替わりで旬の植物を紹介するそうで、先週はタマネギの花が挿してありました。校長先生は理科が専門で、理科好きの子供を増やしたいと2年前から始めました。
ニンジンの花は実家の畑から採ってきたもの。「先生方もね、実物を見たことある人は少ないんですよ。百聞は一見にしかずってね」と校長先生。
また後ろを振り返ると、プラスチックの衣装ケースの中でカイコがむしゃむしゃとクワを食べていました。これも校長先生が仕掛けたもの。怖がっていた子供が虫に触れるようになったり、一緒にクワの葉をとりに行くこともあるそうで、子供や先生たちが実物に触れる機会をつくっていることに感動しました。
文=佐藤 圭(農文協)