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季刊地域vol.64(2026冬号)ゆるくらジャーナル輝く図書館

兵庫

【西脇市図書館】思いがけない本との出合いに128の「ブックレシピ」はいかが

全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

楠本館長とブックレシピの特設コーナー

 新着図書の案内や時節に合わせたおすすめ、話題の本と関連図書の展示など、利用者が本を探す助けとなるように、全国の図書館ではさまざまな工夫がされている。西脇市図書館では、おすすめ本をまとめた「ブックレシピ」という小冊子を利用者が持ち帰れるようにしている。

「利用者にとって目的の本がなくても、新たな本、思いがけない本との出合いを提供するため」と、楠本昌信館長がブックレシピの意図を解説してくれた。

 作成のきっかけとなったのは子供向け読書チャレンジ企画「読書王」。おすすめ本をリストにし、読破すると「お宝(特典付きの認定証)」がもらえる好評企画だ。これを一般向けにもできないかと考案されたのがブックレシピだ。ただし、大人向けともなるとジャンルも多岐にわたる。各司書が担当ジャンルごとにアイデアを出し合って作成することにした。

 ブックレシピは、①テーマごとにまとめる、②文庫本程度の大きさ、③紹介する本は多くしすぎない、ことを特徴とし、利用者が気軽に持ち帰れるようにしている。当初は、季節に合わせて提案しやすい生活料理本から作成を始めた。レシピと名づけたのも「料理のレシピのように本を選ぶときに使ってもらいたい」という思いからだそうだ。

 これまでに128のブックレシピが作成され、そのほとんどがバックナンバーとして常備されている。楠本館長曰く「内容がけっして古くならない」ことがバックナンバーを揃えている理由だ。図書館入口に特設コーナーを設けているほか、今では館内の各ジャンル・コーナー至るところにブックレシピを配置するまでになり、利用者に新たな本との出合いを提供している。

ブックレシピの例

文=野村(農文協)

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