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季刊地域Vol.63(2025秋号)ゆるくらジャーナル

山形

縁日の屋台復活、能に興味を持つ子供を増やしたい

全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

黒川能

 鶴岡市黒川地区で室町時代から続き、国の重要無形民俗文化財にも選ばれている黒川能。農業の神をまつる春日神社の年4回の例祭に神事として奉納されます。

 昔は例祭に合わせて縁日の屋台が並びにぎやかでした。それがなくなって今では関係者しか訪れません。

 自身も黒川能の役者を務めてきた蛸井志門さん(44歳)は、子供たちが能に興味を持つきっかけをつくりたい、100人、200人と能に携わる人を増やしたいと、2年前に昔のような縁日を復活させました。

 運営するのは蛸井さんを中心に集まった若手農家グループ・くろかわ農人。農と能で地域を守るために活動しています。他にも共感した同級生など30人がボランティアスタッフとして手伝います。

 集まったスタッフが、子供が喜ぶチョコバナナ、綿あめ、サイコロゲームなどの屋台を用意します。地元青果市場による野菜の激安販売も人気です。来場者は500人を超え、子供もたくさん来て、神社の境内に人が入りきらないほどでした。

 集客は地元新聞に折り込み広告を入れるのが一番効果があるそうです。6000世帯に配布するのに4万円ほどかかりましたが、これで500人来たので費用対効果は十分とのことでした。

文=中澤(農文協)

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