松山市の北端、 浅海(あさなみ)地区には児童館がありません。その代わりに、子供たちの交流の場、親が子供を預ける場として「浅海オレンジっ子クラブ」という放課後子供教室が2012年にできました。地域の人たちの協力で市が開設した子育て支援の取り組みです。
平日の放課後のほか夏休み期間の午前中も、浅海小学校の空き教室で子供たちの宿題や遊びのサポートをしています。
運営しているのは40~70代の地元住民13人。4人ずつの当番制で、小学校全児童26人の面倒を見ています。23年の夏休みには子供たちと一緒にピザをつくったそうです。地域の人たちと学校の関係が密になり、子供も大人も楽しく交流ができていると、運営メンバーの一人、髙橋 肇美さん(67歳)は嬉しそうに語っていました。
(農文協 佐々木 望)