全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

徳地史談会会長の山田文雄さん(77歳)から、山口市徳地地区の魅力を地元の中学生が百人一首にしている話を聞きました。集落支援員から徳地を題材としたカルタをつくりたいと相談を受け、ゲーム性があってイベントに向く百人一首にする企画が地区でまとまったそうです。
ちょうど地域学習の題材を探していた徳地中学校の生徒に、試しに短歌を詠んでもらったのが昨年春のこと。その出来がとてもよく、これならと地域の歴史に詳しい有志を集め「徳地まるごと百人一首実行委員会」を立ち上げました。
3年生40人が、地域の史跡や風習をテーマに短歌を1人1首詠み、その歌のイメージのイラストを添えてA4サイズの読み札を作成。取り札はその4倍のA2サイズで、体育館などでの巨大なカルタ取りイベントに使います。総合的な学習の時間を利用し、今年の3年生も作成中。来年までの3年間で120首分をつくる予定です。
では、どんな歌が? 「古来より 徳地の民の 生活を 支える背骨 佐波の大河」。読み札の裏には実行委員による解説もあります。「佐波川は、その本流が、あたかも徳地の背骨のように中央を南北に流れ、その支流は手足のように東西に分かれて流れている。まさに体の骨格のようにどっしり徳地を支えている」。
私も、この句を読んで徳地の地図を思い浮かべ、そこで聞いた話を思い出しました。
文=渡辺(農文協)