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季刊地域Vol.63(2025秋号)ゆるくらジャーナル

神奈川

獣害対策に地元高校生も参加 夏に草刈りができた

全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

センサーカメラをしかける生徒

 2019年製作のDVD『地域で止める獣害対策シリーズ2』(農文協)の取材先である大磯町台町地区では、住民と地元の大磯高校・生物同好会との交流が生まれています。生物同好会の生徒から野生動物の調査をしたいと相談を受けた同町の役場が、昨年2月にセンサーカメラ3台を貸し出し、それが台町地区に設置されました。生徒たちは昨年秋の文化祭で、その記録をまとめて展示しました。

 今年1月には大磯町、大磯高校、麻布大学の3者が「人と動物と環境の共生」協定を結んでいます。麻布大学が島根県美郷町に開設しているフィールドワークセンターは獣害対策の拠点。3月には生物同好会の生徒たちが、ここで3泊4日の研修を受けました。

 専門家の講義に加え、畑を獣から守る柵、ワナでイノシシを捕獲する現場を見学しました。生徒たちは獣害が身近なものだと実感し、野生動物の「ひそみ場」となるヤブなどの草刈りが重要であることも学んだそうです。

 地域ぐるみの獣害対策を続けてきた台町地区は「ひそみ場」をなくすための草刈りを10年近く続けています。本来は夏に刈りたいところですが、高齢の参加者の体調を考慮して冬に実施していました。

 しかし今年は生物同好会の生徒に加え、麻布大学の学生も加わり8月に開催することができました。酷暑のなか、生徒たちは草刈りに励んでいたそうです。

文=江崎(農文協)

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