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試し読み季刊地域Vol.60(2025冬号)ゆるくらジャーナル

長野

空き家が役場に生まれ変わった

全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬくらし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む全国各地の耳寄りな情報です。

 根羽《ねば》村役場は空き家になった福祉施設を2018年にリフォームしてできたそうだ。小木曽秀美副村長と面会した応接室は、もともとお風呂場だったとか。

 旧役場が耐震基準を満たしておらず、老朽化が著しかったため新庁舎が必要になったのだが、一から建てるよりコストを半分以下に抑えられることや、地域住民の声もあり、福祉施設を改装することになった。

 建物の内装・外装に特産の根羽スギ・根羽ヒノキをふんだんに使った。机やカウンター、備品も地元材を活用。長野県内で「村有林交換盟約」を交わす川上村のカラマツ、大桑村のヒノキも使った。暖房は薪ボイラー。村の森林組合から薪を1m³1万円で購入する。

 林業が盛んな根羽村だから、特産の根羽スギなどをPRするモデル庁舎にしたのだそうだ。

(農文協 西口ゆうな)

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