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季刊地域vol.64(2026冬号)ゆるくらジャーナル

群馬

町の新事業、耕作放棄地の草刈り補助金

全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む全国各地の耳寄りな情報です。

草刈り補助金のチラシ

 県内でも中山間地域に位置する中之条町。増え続ける耕作放棄地が適切に管理されるよう、「中之条町耕作放棄地対策草刈り補助金」を新設しました。高齢で草刈りができなくなって誰かに頼みたい、急傾斜地は管理できなくなった、という町民の声があり始まりました。

 町では草刈りできる人を募集しています。個人、法人あわせて19人の登録があり、農家のほか地元の土建会社や福祉事業所などが参加しています。町が開催する刈り払い機安全講習を受けることが要件で、自前の機械を用意してもらいます。請け負う料金は1m2あたり10円を基準として、農地の状況によって依頼者と相対で取り決めます。

 草刈りを委託する農地の所有者には、登録事業者の名簿の中から、自身で委託先を決めてもらい、かかった費用(基準料金と実費を比べて安いほう)の2分の1を町が補助するという仕組みです。実質2年目となる2025年度は、12月現在のべ15件の利用がありました。

 地域に暮らしていれば、自分の農地はきちんと管理したいと思うもの。事情があって草刈りができなくなったときに、農地所有者の選択肢になる制度です。

文=堀籠(農文協)

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刈り払い機による事故は毎年発生している。安全な作業のためには、刈り払い機の正しい使い方と作業手順をすべての作業者が知る必要がある。 本書は刈り払い機の選定、作業時の服装、基本操作、安全な作業手順、事故の対策など安全な草刈り作業の知識はもちろん、害虫対策となる高刈りや家畜の活用など草刈りに関わる幅広い情報を網羅した解説書となっている。
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