本誌や『現代農業』などを携えて全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む、全国各地の耳寄りな情報です。

生きもの調査というと水田地帯を思い浮かべる方が多いと思います。「地域にはそこに特化した生きものがいる」という五島市の古里幸一さん(71歳)。畑が多い崎山地区で身近な動物はキジ。崎山鐙瀬(さっきやまあぶんぜ)自然を守る会の仲間と、農作業のついでにキジを観察し生息域を地図にしています。
昨年5月には「キジとの遭遇『あ、みっけ!』作戦」を行ないました。地区内外の子供15人とその親を連れて農道を歩く自然観察会です。
子供たちはキジだけでなく道端の草にも興味津々。「おじちゃんこの草食べれるの? 薬になる?」と質問が飛び交います。野イチゴのほか、噛むと甘いチガヤの若い穂などおやつの宝庫に、親も子供そっちのけで手を伸ばすそうです。
メスのキジ1羽にしか出合えませんでしたが、ふるさとを五感で知ってもらう機会になりました。
文=渡辺(農文協)