
*この記事は『季刊地域』2026年夏号(No.66)に掲載された記事「草刈り応援隊はなぜ始まった? そこに通いたくなる人がいるのは本当か?」の続編(動画つき)です。
取材対象:島根県雲南市宇山集落
東京、千葉からも草刈りにやって来た
『季刊地域』66号の特集の中で紹介した雲南市宇山集落の田んぼには、地域の外から大勢の人たちが集まります。それは、田植えやイネ刈りのときではありません。暑くて大変な夏の草刈りに、わざわざやって来る人たちがいるんです。
「草刈り応援隊」と名づけたこの草刈りイベントが始まって10年がたちました。刈り払い機を使うのが初めてでも参加可能。1年に3回あり、毎回朝8時から11時半ごろまで、30分ごとに休憩をはさみながら田んぼのアゼ草を刈ります。
実際、参加するのは刈り払い機を持っていない人ばかりなので、貸し出し用の機械が用意されています。最初の30分は、刈り払い機の安全衛生教育を受けているベテランから基本的な使い方や安全上の注意点を教わり、アゼ草刈りスタート。
今年(2026年)は5月30日(土)と6月28日(日)にすでに2回開かれました。5月30日の参加者は26人。2回目は若干の雨模様にもかかわらず、49人もの参加があったそうです。遠くは東京、千葉、岡山から「応援」にやって来た人もいました。

島根県雲南市吉田町宇山地区の「里山照らし隊」フェイスブックページ
上空からの映像をちょっとだけ

3回目は2026年8月30日(日)に開催されます。
10年も続くこのイベントがどのように始まったのか、草刈りにやって来る人たちは、いったいどんな気持ちでやって来るのか? それは本誌の記事を見ていただくことにして、ここでは、5月30日の草刈りの様子を動画でご覧ください。刈り払い機の操作に慣れた人もいますが、動画の初めのほうで農道の路肩を刈っているのは初体験の人たちだと思います。
動画ではよくわかりませんが、宇山の風景は、イベント開催場所の田んぼ以外はじつに美しく草が刈られた棚田が印象的です。「草刈り応援隊」は、草刈りの労力以上に、地元の人たちの気持ちを奮い立たせる力になっているのかもしれません。
*草刈り応援隊についてのお問い合わせは、宇山集落の農村都市交流組織「里山照らし隊」まで。