特集「農の風景のために汗をかく」

今号の特集は「農の風景のために汗をかく」。
風景という言葉は、山奥の手つかずの自然より、田畑や里山の様子を表現するのになじみます。
農村で人が暮らし、農業をすることでできたのが農の風景。
ひと昔前なら、農の風景を壊すのは農地を潰す開発やごみの不法投棄などでしたが、いま農村の高齢化や人口減少によりその風景が危機に瀕しています。
農家個々の力では手に負えなくなったなら、地域で暮らす人たち、関係人口、みんなで汗をかく。そんな考え方や手法に迫ります。

田んぼのアゼや里山に生える植物、そこを棲み家にする生きものも風景の一部。
棚田のような昔ながらの田んぼのアゼは、薬用・食用・観賞用になる植物の宝庫であることや、最近注目されている日本在来のグランドカバープランツの話題も取り上げました。

「ソーラーシェアリング(営農型発電)」と農の風景、樹木葬と里山保全の関係を論じた記事も読み応えがある内容です。

その他にも、
プチ断熱から始めよう! 古民家でも快適に暮らせる断熱DIY/観光の入り口、関係人口づくりに「村ガチャ」/一袋のボカシから始める わらしべ長寿戦略/インスタントハウスで被災地に「ただいま!」を取り戻す/森林環境税で林業従事者用住宅
など、地域づくりに役立つ記事や、私たちの暮らしを取り巻く問題を探究した記事が満載です。

ぜひお楽しみください!