全国をまわる農文協職員が集めた元気な活動の数々をご紹介します。「ゆるがぬ暮らし」「ゆるがぬ地域」づくりに取り組む各地の耳寄りな情報です。

岐阜市立中央図書館は、市のシンボル・金華山を望む市内中心部に位置します。複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の中核施設として多くの人が気軽に利用でき、岐阜県内での仕事や起業を後押しするビジネス支援に力を入れています。
手づくりの装飾が目を引く「ビジネス支援展示」では、担当職員がアイデアを出し合いながら、年に3回テーマを変えて蔵書を紹介しています。
2023年度の「資産を未来につなぐ空き家ビジネス」では、空き家の特集をした『季刊地域』54号も展示されました。ちょうど空き家に関する法改正があり、世間の注目が集まっていた時期。多くの人に足を止めてもらえるよう、相続、DIY・リノベーションや、シェアハウス運用といった活用法まで多様な本を取り上げ、岐阜市の空き家バンクのパンフレットなど、すぐ役立ちそうな資料も提供したそうです。
また、ビジネスに関する相談体制も充実しています。毎週木曜日と第4土曜日は、中小企業診断士の資格を持つ「岐阜県よろず支援拠点」のコーディネーターが在館。「空き家になった実家を活用できないか」といった気軽な相談のほか、経営している事業の販路開拓などのアドバイスも受けることができます。司書が同席するので、その場で関連する書籍や統計が紹介されます。相談者の関心ごとは「ビジネス支援展示」の企画の参考にもなっているそうです。
「図書館=本を借りる場所」という枠を飛び越え、起業・経営・就業を総合的に支援する地域の拠点。県内外を問わず、何かを始めたい人や岐阜の魅力に触れたい人に気軽に立ち寄ってみてほしい場所です。

文=瀧澤(農文協)