

2019年7月5日発売 定価943円(税込)
No.38 2019年夏号
特集
水路・ため池・川 地域の水辺 防災と恵み
今号の撮っておき!
『季刊地域』はこんな雑誌
田舎を守るのは大変なの!
大深山集落、水路の点検・機能診断に密着
長野県立科町・宇山810会
ため池を守る
池の水ぜんぶ抜く
40年ぶりに池干しが復活 ため池が生き返った
香川県さぬき市・鴨部東活動組織
獣害柵の移動でため池が復活
香川県さぬき市・豊田集落
ため池ジャーナル
【秋田から】危険な場所はドローン撮影 ラクラク点検
【山口から】ICTで水位を遠隔監視 緊急時は自動排水も
【広島から】ワイヤーメッシュでイノシシの掘り返しがゼロに
【香川から】発電やヘラブナ養殖にため池フル活用
水辺を侵す外来種
ミシシッピアカミミガメの防除法と利用法
文=西堀智子(和亀保護の会)
水辺を守る土のうと粗朶
潜入、水防訓練!
土のうを使いこなすプロの技を学ぶ
福岡県糸島市
土のうの技にもう一言
いろいろあるぞ 高機能土のう
黒い袋で5年持つ耐候性土のう「UVブラック土のう」
丈夫で滑りにくい特殊袋「備蓄土のう」
緑化もできる植生土のう「グリーンバッグ」
土を使わない吸水ポリマー土のう「水ピタ」
再利用可能な吸水土のう「アクアブロック」
山の雑木が水辺を守る
粗朶で60歳過ぎからひと稼ぎ
岐阜県岐阜市・佐藤孝さん/本巣市・井納建設㈱
水辺を守る粗朶の使い方
粗朶沈床/連柴柵工・粗朶柵工/暗渠被覆材
江戸時代の農家は治水の技にも長けていた
生きもの豊かな水辺 復活の技
田んぼを生きもの豊かな水辺に
田んぼの「江」や脱ネオニコで、トキと共生する米づくり
新潟県佐渡市
中干しは赤トンボの羽化を待ってから
宮城県栗原市・氏家明俊さん
5年で44カ所、「多面」で「生きもの水路」が続々誕生
文=田代優秋(兵庫県・丹波篠山市農都創造部)
田んぼと排水路の水みちをつなぐ水田魚道
岐阜県立岐阜農林高校
堰堤に簡単に設置 手づくり魚道
集落の川にカワニナが居着くよどみを
ホタル山 復活作戦
新潟県佐渡市・久知河内ホタルの会
コンクリート護岸でもできる
生きものに優しい水路
お魚のゆりかご 木の枝の隙間に生きものが住み着く
ネコヤナギ・エコ工法 コンクリート護岸を壊さずに緑化
生きものでにぎわう水路は、粗朶の活用から
文=柳沢 直(岐阜県立森林文化アカデミー教授)
川の恵みを育んできた 水辺林の役割
文=柳井清治(石川県立大学生物資源環境学部教授)
農業用水でボート下り
三重県多気町勢和地域
水の恵みでエネルギー
地域に恩返し
ごみ取り不要のミニミニ水力発電所をつくった
文=井深貞夫(岐阜県大野町)
3万5000円で自作 精米水車で小水力発電
文=土生 裕(岡山県高梁市)
みんなで買った(22)
青汁搾り機
熊本県玉名市 文=宮永マス子(小岱山薬草の会会長)
意図的か?無理解か? 日本政府が無視する
「小農宣言」の意義
文=岡崎衆史(農民運動全国連合会 国際部副部長)
なぜ、いま小農なのか
脱グローバリズム、安全保障最優先の時代に再び
文=玉 真之介(帝京大学経済学部教授)
農業の担い手は家族農業 世界はそう考えている
「国連小農宣言・家族農業の10年」第2回院内集会より
町村長インタビュー(25)
アートと農と食で「住んでよかった」と誇れる町へ
熊本県津奈木町長 山田豊隆さん
宇山810会の水路の記事の続きをもう少し
「小さな拠点」どうつくる?「川西郷の駅」の挑戦(3)
足かけ9年、郷の駅ついに実現!
文=平田克明(広島県三次市・㈱川西郷の駅代表取締役社長)
農家を助け、農村から人を減らさないための
「長峰農援隊」
文=坂谷達也(滋賀県東近江市・蒲生地区まちづくり協議会)
人にとって生物多様性とは何か(2)
生きものの「風景価値」
文=上田哲行(石川県立大学客員教授)
地元の果物活用で新ビジネス
庭先の放置キウイ、買い取ります
集落営農のジュース加工が地域を変えた
文=桶田陽子(岩手県遠野市・(農)宮守川上流生産組合)
地元の果物・野菜のシロップでかき氷を移動販売
福岡県・㈱筑前町ファーマーズマーケットみなみの里
多面的機能支払で生ごみ堆肥化
ごみを減らして肥料自給
文=佐飛充浩(池田の郷 水と土を守る会 事務局)
コミュニティナース(2)
村の医療・福祉機関を縦横無尽にかけめぐる
文=山端 聡(奈良県天川村・一般社団法人てとわ代表理事)
83戸の集落で専門農協
小水力発電の収入を元手に立ち上がる
宮崎県日之影町大人集落 文=甲斐睦彦(大人発電農業協同組合参事)
木炭・竹炭が原料
里山で生まれる蓄電器
文=影山邦人(島根県雲南市・里山照らし隊代表)
地撮り!(8)
全長200mの巨大そうめん流し
新潟県村上市大毎集落
茅葺き屋根の引力(2)
ヒートアイランドに茅葺きの涼しさを
文=塩澤 実(京都府南丹市・茅葺屋代表)
針広混交林のつくり方(2)
スギ人工林に広葉樹を混ぜてみた 種の多様性が森林を健康にする
文=清和研二(東北大学大学院・農学研究科教授)
土砂災害跡地に広葉樹を植栽
適地適木で災害に強い森林づくり
文=戸上 学(長野県諏訪地域振興局林務課)
ゆるくらジャーナル
宮城県石巻市・おかべ本屋さん
本
『忘れられた人類学者 エンブリー夫妻が見た<日本の村>』
(田中一彦箸/忘羊社)
『食べるとはどういうことか 世界の見方が変わる三つの質問』
(藤原辰史/農文協)
映画
『柴井堰と生きる』
読者の声
プレゼント